たくさん演劇に触れた一週間



ここ一週間で、17本もの演劇作品を観ました。
高校演劇12本と、ピースピットQYTを3本、KAVCプロデュース音楽劇を2本。
こんなに観たのは、生まれて初めてです。


ピースピットQYTは、実は一緒に観ようとお誘いしてた方がおふたりいらっしゃったんですが、残念ながら二人共にフラれてしまい(笑)。
大阪のアキバ・日本橋でひとり、マクドミスドをハシゴしながら3本観劇しました。
私は基本的にいつもパソコンを持ち歩いているんですが、この日も観劇の合間に隙あらば仕事しようと思ってパソコンを持ってたんですね。
で、場所は違いますがいつものようにマクドでパソコンを開きながらお茶してたんです。
そしたらば、最初に隣に座ったオジサマに声をかけられました。
「ぼく、今そこでmac見て来たとこなんです。winから乗り換えようと思って…。やっぱり、使い心地違います?」
えー!
ここは、mac広げてるだけでそんなにフレンドリーになれちゃう場所なの!?
ひとしきりmacについて質問すると、オジサマは帰って行きました。
つぎに隣に座ったのは2人組男子。
アニメの話をしていたかと思うと、何やらこちらをチラチラ見ている…。
すると
「あの、イーモバイルっていいですか?」
来た!質問その2。
こちらの二人組も、ひとしきり質問をして去って行かれました。
日本橋恐るべし。


肝心の芝居はどうだったかというと、来れなかったおふたりにはホント「観れなくてもったいないことしましたね〜!」とお伝えしたいくらい素晴らしいものでした。
ハンパない熱量を感じました。
これはちゃんと感想を伝えねば、と思い、真夜中に末満さんに長い長い感想メールを送ったのでした。


一夜明けて今日19日、KAVCプロデュースの音楽劇「嗚呼、私の探偵は!」を観劇。
一本の作品を男性バージョンと女性バージョンでみせる作品です。
まず、男性バージョンをゲネプロで拝見。
こちらはバンカラで男臭くて、力技でぐいぐい引っ張って行く作品。
男性陣による歌と踊りは力強く、大迫力でした。
出演者もキャラクターが濃く達者な人が多く、あっちもこっちもと目移りしながら見ました。
かわって女性バージョンは、登場人物の関係性や時代背景など、男性バージョンを観たときに気づかなかった物語の細部が丁寧に表現されていたような気がします。
TAKE IT EASY!から清水かおりが、そして頼れる演出助手としてここ2公演お世話になった嶋田Qちゃんが出演しており、時々保護者気分でハラハラしてしまったものの、探偵小説家たちがつむぎ出す言葉の海に気持ちよく漂わせてもらえた一作でした。
客席には高校演劇コンクールで一緒だった谷省吾さんもいらっしゃって、この17作品のうちの13本を一緒に観たのだということに気付き、なんとも感慨深い気持ちになりました。


観劇後はHEP HALLでひと仕事。
すると…
今日、ピースピットQYTの会場でビデオ撮影をしているはずの堀川さんからメールが。
「『ローゼンス乙女』最高!やつ(末満さん)は天才だ!」
興奮冷めやらぬ、といった感じでした。
私も同じ気持ちだったので嬉しかったです。
たくさんの熱量を舞台からもらった一週間でした。


明日は朝から一件インタビューの写真撮影をしてから、名古屋へ出張です。
インタビューも名古屋も、とっても楽しみです。