中井由梨子と、漫画。

年の瀬も押し迫った、今日。
私は大量の漫画本を抱えて、神戸へ向かった。
今日東京から帰省して来た中井由梨子と出会うため。
私は、たぶん人よりちょっとだけ多くの漫画を読んでいて、人よりちょっとだけ趣向がマニアックだ。そこを買われてか(笑)、中井さんの次の仕事の材料にと私のオススメ漫画をどっさり手渡してきた。
実は彼女とこうやってゆっくり話をするのは2年…3年ぶり?
私が・テクイジがもう少し成長して、中井さんももう少し成長して。
そしたら、また一緒に作品を作りたい。
神戸で毎日の様に稽古して、毎日のように電話して、家に押し掛けて脚本を一緒に考えて、舞台に流す音楽を一晩中かかって編集した、ガムシャラに走った日々を輝かせるためにも、今が踏ん張りどころなのだ。
中井さんは「再来年やな!」と言っていたけれど(笑)、もうそれはすべて「千年女優」にかかっておりますから、ええ、頑張りますとも。
神戸が久々だった中井さんは、空を見上げては、景色を見ては、「キレイ」を連発していた。
そんなに綺麗な景色の中に私はいたのか。
今日の神戸港は、いつもとちょっと違って見えた。