アニメ『千年女優』を見る会

ここしばらく封印していた、アニメ『千年女優』。
今日は舞台版『千年女優』のキャスト&スタッフチームで、新年会を兼ねて神戸に集ってアニメ『千年女優』を見る会を開きました。
個室で、新年早々真剣にモニタを見つめる大人10名。
「ここのシーンが…」
「この千代子が…」
末満さんと、後半部分のとある登場人物の重要性について話をしたり。
作っている時は気づかなかったけれど、こうしてまた原作に戻ってみるとそれぞれの解釈の違いや新しい発見に気づかされる。
明日からの稽古で、まだまだ作品が変わっていくんだろうな。
一体幾通りの『千年女優』があるのだろう。
まさにクリエイティブが生まれる瞬間!
…だけど、どうしたって、熱狂的『千年女優』ファンの、アニメサークルのオフ会にしか見えない。
約半数はアニメのキャラクタと一緒にブツブツ台詞を呟いているし。
店員さんの目には、さぞかし奇妙な集団に映ったことでしょう。


そうそう、今日、先日収録した主題歌の出来立てホヤホヤバージョンを聞かせてもらいました。
新しいアレンジも加わり、ボーカルも調整されて。
5人の歌声が、シンプルに素材として楽器と交わっているこの感じがなんとも言えません。
力強くも切ないこの主題歌を今まさに聞きながらこの文章を書いています。
ああ、早く皆さんにお披露目したい!
そして、早くこれを劇場で聞きたい。(私が)
しかも今回の音響効果には、小劇場界ではちょっと類を見ない大きな仕掛けが用意されます。
これは、音響王子・児島塁さんの挑戦によるもの。
和田俊輔さんの曲を文字通り「体感」できますよ。
私にとっても初めての体験となるこの仕掛け、どうか楽しみにしていてくださいね。


なにはともあれ、楽しい時間はあっという間に過ぎて。
明日から、稽古もラストスパートに入ります。


千年女優』まであと12日。