照明打ち合わせ

14:00、梅田のとある喫茶店で大塚さんと照明打ち合わせ。
今回は照明家として参加の大塚さん。
昨年はTAKE IT EASY!×大塚雅史「まほうまっぷ」で1年間に渡って一緒に作品を作った仲だ。
「TAKE IT EASY!」という女性役者5人のチームのスタートに、見事な花道を用意してくれた。
『まほうまっぷ』の打ち上げの席で、製作が決まった『千年女優』の話に喜んでくれながらも、「俺を捨てて新しいオトコのとこに行くんやな」と、ちょっぴり寂しそうだった大塚さん。
そう、言うならば末満さんが今カレ、大塚さんが元カレと言ったところでしょうか(笑)。
もっともっと色んな人と、色んなつきあい方をしていかなあかんのですよ、テクイジーズは。
時々は昔のオトコに戻りながらも(笑)、モテモテになれるように日々努力あるのみです。
しかし、演出家という種類の人物には、モテのマニュアルは一切通じないでしょうね。
彼らは嘘を見抜き、本気を見抜く技に長けた人たちなんですから。
稽古を見ていても本当に良く分かる。
嘘偽りのない本気の心で役に芝居にぶつかっていかないと。
ね。
テクイジのみなさん!


閑話休題
照明打ち合わせの中、大塚さんと末満さんが惑星ピスタチオ『ナイフ』について昔語りを。
どれほど大変な現場だったかということと、どれほど素晴らしい作品だったかということについて。
その『ナイフ』にインスピレーションを受けて作られたというアニメ『千年女優』は、やはり『ナイフ』に似ているところがあるね、ということについても。
私は、再演版の『ナイフ』を劇場に観に行った。発売日に電話をかけ続けてやっと手に入れたチケットを握りしめて。
あの時の感動は今でも忘れられない。
目を閉じれば、シーンのひとつひとつがキラキラと瞼の奥に浮かぶ。
願わくば、舞台版『千年女優』も誰かにとってのキラキラの思い出となりますように。