読んでから観るか、観てから読むか。



映画が好きです。
芝居のハシゴはめったなことではしませんが、映画のハシゴはしょっちゅうです。
映画館という空間が好きなので、観たいと思った作品はできるだけ映画館に行って観るようにしています。


そんな映画好きの私に最近浮かんだ疑問が「読んでから観るか、観てから読むか」です。
原作ありの映画が公開されると知り、そしてその時に原作を未読のとき…
皆さんはどうされますか?
私は実は「観てから読む派」なんです。
理由は簡単。
「原作の方がおもしろいに決まっているから。」
おもしろい原作を先に読んでしまうと、映画を観たときに物足りなさを感じてしまうことってありませんか?


逆に「『原作よりおもしろかった映画作品』はあるのか」と問われると、私の少ない鑑賞歴の中にも当たり前のようにあるにはあるんですが、すでにその時私の中では「原作の映画化」としての認識では無くなっていることが多いです。
監督や脚本家のオリジナルの解釈が入ったり、主役が変わっていたりと、設定だけを借りて原作から何らかの変化を付ける事でおもしろいものになっている作品はたくさんあります。
でも、その場合は原作と映画を全くの別作品として解釈するので、表題からちょっと話がずれちゃうんですね。
これ、「決して原作に手を入れる事はゆるさん!」という過激な意見ではなく。
むしろ「おもしろいものが観れるなら大歓迎!」という考えなので、困りものです。
どこまで手を入れたら別作品になるの?という疑問が湧いてきそうなところですが…
話がずれてきたので、この話はまた別の機会に。


さて、「読んでから観るか、観てから読むか。」ですが、清水かおりは「読んでから観る派」だそうです。
理由は、「原作を読むときに、何も知らない状態で楽しみたいから。」だそう。
そして彼女はこうも言いました。
「水口は映画重視なんだね。私は本重視。」


確かにそうなのかもしれないなあ。
本当は予告なんて見ないで、まっさらな状態で映画作品を楽しみたいって思っています。
ところで、予告編の方がおもしろい映画もありますよね。これもまた別の話。


あと、私は本を読むとき、頭の中でロケ地から出演者から何から何までセッティングしてから読み始めないと気が済まない質なんですが、そういう意味では先に映画を見ておくと便利です(笑)。


そんなわけで、めっぽうおもしろいと噂の「クライマーズ・ハイ」、映画化すると分かってから今まで我慢して読まずに過ごしました。
早いうちに観に行けるといいなあ。